M5Stack用LoRaモジュール サポートページ
■はじめに
M5Stack用LoRaモジュールは、M5Stackに接続することでLoRa通信機能を持たせることができるモジュールボードです。
非常に手軽にプライベートLoRa環境を構築することができます。
通信チップとして、EASEL製ES920LRを採用しています。
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M5Stack
ESP32ベースのLCD付きマイコンです。
付属のLCD上に任意の内容を簡単に表示することができるため、デバッグやセンサーから取得した値などを簡単に出力できます。
また本体に追加のモジュールを”スタック”して接続することにより、センサーなどを簡単に接続できます。
現在IoTやホビーなどの用途で非常に人気のあるプロダクトです。
M5StackおよびES920LRの詳細につきましては各社webサイトをご参照ください。
国内の公式代理店スイッチサイエンス社のサイトです。
スイッチサイエンス社「M5Stackであそぼう」
■事前準備
LoRaモジュールの設定を行う前に以下を完了させておいてください。
ArduinoIDEのインストール
以下サイトを参考にしてください。
http://www.geocities.jp/zattouka/GarageHouse/micon/Arduino/arduino_inst.htm
M5Stack開発環境構築
以下サイトを参考にしてください
https://www.mgo-tec.com/m5stack-library-install
サンプルの「Hello World」が実行できることを確認してください。
■ESP920LRの設定
M5stack本体とLoRaモジュールを接続
①M5Stackとの接続
M5Stack本体とLoRaモジュールを接続します。
※ピンの向きにご注意ください。
※少し固めなのでしっかりと押し込んでください。
②PCに接続
M5StackをPCに接続します。
初めて使用する場合はモジュール上の青と赤のLEDが点滅します
ES920LRの設定
①設定用スケッチのダウンロード
lora_config.zip をダウンロードします。
適当な場所に「lora_config」という名前のフォルダを作成し
その中にダウンロードしたファイルを配置します。
②シリアルモニタでの接続
ArduinoIDEを開きます。
メニューの「ファイル」⇒「開く」で先ほど配置したlora_config.inoを開きます。
次に「スケッチ」⇒「マイコンボードに書き込む」で書き込みます。
M5Stackが再起動され、LCD画面に「start。。。」と表示されたらOKです。
「ツール」⇒「シリアルモニタ」でシリアルモニタを開きます。
シリアルモニタのウィンドウの右下の
改行コードを「CRおよびLF」
スピードを「115200bps」
にします。
上のテキストボックスをクリックしてカーソルをあわせ、何も入力せずにEnterキーを押します。
「NG 002」が表示されたらOKです。
1を入力してEnterキーを押します。
メニューが表示されます。
yを入力してEnterキーを押します。
現在の設定値が表示されます
Band Width : 125kHz
Spreading Factor : 7
Effective Bitrate : 5469bps
Output Power : 13dBm
であることを確認してください。
③設定
channelを10
PANIDを0001
OWN Node IDを0001
Destination IDを0002
⇒GWあるいは対向のLoRaデバイスのOWN Node IDに設定します。
チャネルの設定
以下の手順でchannelを10にします。
d<Enter>
10<Enter>
PAN IDの設定
以下の手順でPAN IDを0001にします。
e<Enter>
0001<Enter>
OWN Node IDの設定
以下の手順でPAN IDを0001にします
f<Enter>
0001<Enter>
Destination Node IDの設定
以下の手順でDestination IDを0002にします。
g<Enter>
0002<Enter>
設定値の保存
設定値を表示します。
y<Enter>
問題なければ
w<Enter>で保存します。
※保存しない場合電源を落とすと変更内容が消失します。
かならず保存してください。
オペレーションモードの開始
オペレーションモードに移行します。
z<Enter>
■確認
テスト用メッセージを対向デバイスに対して送信します。
シリアルモニタ上部の入力部にて以下を入力します。
test<Enter>
シリアルモニタに以下のメッセージが表示され
<– send data info[panid = 0001, srcid = 0001, dstid = 0002, length = 04]
対向のLoraデバイスにて「test」が表示されたらOKです
ES920LRの詳細な設定方法、コマンドにつきましては
EASEL社マニュアルをご参照ください。
■基本的な使い方
LoRaモジュールとはSerial2経由で通信します。
センサー側デバイスとしてご使用になられる場合
センサーデバイスをI2CあるいはUARTなどのインタフェースに接続し
読み取った値をSerial2経由で送信します。
ゲートウェイデバイスとしてご使用になられる場合
Serial2経由で受信した値を、Wifiなどでプラットフォーム側に送信するかたちとなります。
基本的な使用方法につきましては極力サポートさせて頂きますが
以下サイトもご参考にされてみてください。
■お問い合わせ
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■販売サイト
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